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TH-D74 レビュー (2)

 TH-D74をレビューしていくのに素のままでは使いにくいので、ID-51やFT2Dのメモリー内容を移行していきたい。と、以前のエントリーで外観を絶賛したMCP-D74を使うことにした。ところが…
 他社のデータを持ってくるのは、もちろんインポート/エクスポート機能を使う。これはICOM←→八重洲でもそうだった。しかしこのMCP-D74の同機能は、ちょっと斜め上をいく動作をしてくれるのだった。

MCP-D74のインポート/エクスポート機能とは

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 今までは、メモリーが空の状態でエクスポートして、そのデータフォーマットを確認し、Excelやテキストエディタで他社のエクスポートデータを編集して貼り付け最後にインポート機能で書き戻すという手順でデータの移行ができた。すなわちインポート/エクスポートはCSVファイル等のテキストファイルで行われる。
 ところが、MCP-D74のエクスポートではなんとHTML形式でエクスポートされる。ブラウザで確認するときれいな表になっている。直接HTMLをテキストエディタで編集するのかと思ったが、ベタなHTMLのため余計に面倒だ。エクスポートされたファイルはこちら。
 さらにインポート機能はARRLのTravelPlus for Repeatersの吐き出すtpe形式またはcsv形式のファイルが読み込み可能だというのだ。(TravelPlus for Repeatersは$30強の有料ソフト) さすがにワールドワイドなKENWOODである。しかし自分のエクスポートしたデータをインポートで書き戻せない仕様では使えない。結局移行作業は1点ずつ入力&コピペで対応していくしかないのだった。

KENWOOD的上下矢印ボタン

 次に、MCP-D74の操作でメモリー番号を増減する上下矢印ボタンがあるのだがこの動作も馴染めない。
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我々の感覚では、上矢印は「前(メモリー番号の小さい方へ)」、下矢印は「次(メモリー番号の大きい方へ)」の動作を期待している。ここでもさすがにワールドワイドなKENWOODである。上矢印は「メモリー番号を上げる」、下矢印は「メモリー番号を下げる」ということで、思いとは全く逆の動きをするのだった。もしやと思い本体操作を確認したら、やはり十字キー上の操作でメモリー番号が増える方向の動きをした。慣れるまで一苦労しそうだ。

トレインチャンネルも要注意

 最後に、トレインチャンネルに最初から余計な周波数が登録されているので不要な部分は削除する手間があること、トレインチャンネルに登録したチャンネルと通常のメモリーチャンネルに登録したチャンネルを同じグループに入れられないとか残念な部分はまだまだあるようだ。特に後者はJRと私鉄を同じグループに入れてスキャンしておきたい場合があると思うのだが…。
メモリーチャンネルの編集方法についても、行の削除・挿入にも対応していただきたい。
 今後の神アップデートに期待したい。



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